手塚治虫のライフワークとも言える「火の鳥」の続編の小説だ。 手塚治虫の「火の鳥」は「命の輪廻」をテーマに、それぞれの時代に生きる人々の人生を素材に、物語を組み立てている。過去と未来から作品が続き、近現代につながることなく終わった作品だ。 その手塚自身が書いた未完のプロットを元に、「原作、手塚治虫」として小説になった。初めて読む作家だが、今どきの作品らしく、簡潔な文体で読みやすかった。中高生が、長編小説になれるのに良い作品だ。 今回の「火の鳥」の時代は明治から昭和の日本がアジアに侵略戦争を仕掛け、敗戦までの時代が舞台になっている。日本の近代史を学ぶきっかけにもなるので、その点でも中高生に読んで欲しい本だ。
レビュー(18件)
じじいが、中高生に読んで欲しいと思う本
手塚治虫のライフワークとも言える「火の鳥」の続編の小説だ。 手塚治虫の「火の鳥」は「命の輪廻」をテーマに、それぞれの時代に生きる人々の人生を素材に、物語を組み立てている。過去と未来から作品が続き、近現代につながることなく終わった作品だ。 その手塚自身が書いた未完のプロットを元に、「原作、手塚治虫」として小説になった。初めて読む作家だが、今どきの作品らしく、簡潔な文体で読みやすかった。中高生が、長編小説になれるのに良い作品だ。 今回の「火の鳥」の時代は明治から昭和の日本がアジアに侵略戦争を仕掛け、敗戦までの時代が舞台になっている。日本の近代史を学ぶきっかけにもなるので、その点でも中高生に読んで欲しい本だ。