日々記した言葉が力になった
25年ぶりの優勝と球団初の三連覇をもたらした男。その功績とは裏腹に、就任当初は「アイツで大丈夫か」という不安の声のほうが大きかった。実際、1年目の’15年はメジャーか ら黒田博樹が復帰し、エース前田健太と若き大瀬良大地とのローテーション三本柱を中心に優勝候補にも挙がるほどの戦力にもかかわらず、4位に終わった。しかしこの屈辱が快進撃の起点となる。
休日に自宅で特訓してくれたコーチ、迷いを断つ言葉をくれた禅僧、日々ヒントを探した偉人の格言集、急逝した恩師、家族を一つにしてくれた愛犬……出会いと別れが今 の自分をつくった。すなわち、全ての答えは心の底にあることに気づいた2年目は勝ちへの固執から一転、目の前に集中すれば自ずと結果は生まれるという心構えで勝利を積み重ねていく。
「タナ・キク・マル」の確立、誠也の四番抜擢、新人西川龍馬の起用をはじめとするお家芸の育成論、寝食を削っての徹底的な戦力分析や一球ごとの緻密なベンチワークといった采配の 裏側、そして到達できなかった日本一。リーダーの素直な思いと、再起を担う若鯉へのエールを綴る
レビュー(13件)
野球人生をカープに捧げてくれた歴史に残る名監督です。監督を経験した人でないと現場の苦悩はわかりませんね。勝たないと評価されない厳しい土地柄で三連覇の偉業、お疲れさまでした。
今のカープの戦いをみて緒方監督の素晴らしさを痛感します。結果を出すためには計画、準備、戦略、行動、管理の大切さが詳しくかいてあり、経営者、管理職の方は是非読んで参考にしていただきたい。
野球の本で感動して初めて人に勧めました。外から見てると全然わからない苦労が垣間見えた感じです。
文章量がすごい!野球選手本にありがちな文字が大きくて文字数を稼ぐ感じではなくて、しっかり書かれてます。文章も書く才能もすごいあると思いました。
非常に読み応えがある一冊。 コーチ~監督時代、アスリートから指導者へ転身しセリーグで3連覇するに至った力強い組織を作り上げ、いかにマネージメントしてきたのか。他にもチームの責任者として実践してきたメンタルコントロールの方法など具体的に細かく記されており、広島カープファン、野球ファン以外の管理職や人材育成を行うビジネスパーソンにもお勧めします。 改めて緒方さん33年間お疲れ様でした。