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まえがき 第一章 放射線とはなにか 1 初めて発見された放射線の正体は電子であった 2 二番目に発見された放射線、X線は光であった 3 放射線を出している物質がある 4 アルファ線の正体と陽子線・中性子線 5 放射線は物質を通り抜ける 6 放射線を分類する 第二章 放射線の量を測る 1 X線治療医の悩み 2 国際放射線単位委員会 3 放射能の単位 4 吸収エネルギーを指標に 5 放射線の種類による違いを超えて 第三章 日常の放射線 1 放射線は大昔からどこにでもある 2 日本の自然放射線 3 ばらまかれた放射能 4 体の中の放射能 5 遅れてきた主役、ラドン 第四章 放射線傷害 1 X線による傷害 2 夜光時計の文字盤工場で 3 原子力時代の放射線事故 4 チェルノブイリの原子炉事故に見る放射線傷害 5 一般人に起きた放射線傷害 6 放射線症と放射線火傷 7 放射線傷害を心配しなくてすむ線量 8 重大事故の一般人への影響 第五章 遺伝影響と発がん 1 遺伝線量という考え方 2 遺伝影響は見つからなかった 3 がんも遺伝子の病気 4 確率的影響 5 比較的大量の放射線を浴びた人たちの調査 6 放射線に対する適応応答 第六章 放射線障害から見た医療 1 医療被曝問題とは 2 医療被曝問題の変質 3 X線検診はがん死を増やすか? 4 妊娠していませんか 5 医療における事故被曝 あとがき 引用文献・参考文献
レビュー(10件)
研究に
放射能問題は気になるところ。 まあ、客観的な冷静な内容だと思います。
何が真実なのか?
原発事故前に書かれた本で、最近の議論や騒ぎなどの影響を受けていないので購入しました。少し専門書的ですが、周辺情報を確認すると、概ね事実に基づいて書かれていると思います。 放射能に関しても、都市伝説のような通説が間違っている場合も多いことがわかりました。
これは読むべき!専門的かもしれないが、分かりやすく書いている。
放射線の健康に対する影響について
福島原発事故によって、放射線の健康に対する影響に関心が高まっています。そのような影響を専門家でない一般向けに書かれたのが本書です。値段も手ごろでオススメです。