なぜ日本人の心は「金の論理」に反発するのか? 武士の魂と儒教の理念と禅の境地が結合して渾然一体となり、つくり上げられた高潔無比、純一至大の人格。聖人の道を一貫して実現させてきた日本こそ、本物の「道義国家」である。「中華」「中朝」と崇められてきた中国よりも、わが国こそが本物の「中華」であり、まさに「真中の王朝」としての「中朝」なのである。【目次】序章 わが子に教えたい日本武士の心 中国の不幸と日本の誇り/第一章 源義経に見る「武士道」の理想と原型/第二章 時頼と時宗 為政者倫理としての武士道の確立/第三章 楠木正成に見る理想的武士像の完成/第四章 信長、秀吉と家康 異なる武将像とその歴史的意味/第五章 「制度化された武士道」とその守護神たち/第六章 反逆者としての江戸武士 大塩平八郎と大坂の乱/第七章 武市半平太 「君子」と志士としての江戸武士/第八章 明治から現代へと受け継がれる武士道精神
レビュー(2件)
日本武士道精神をその始まりから完成、そして日本国民への浸透までが書かれていました。 日本武士道精神をある程度理解しているつもりでしたが、その精神がどのように現れ、発展・磨きがかかっていったかが、理解できました。 日本が好きで、日本に帰化したとはいえ、中国生まれの方が、ここまで深く、また分かりやすく解説していることに驚きを隠せません。 石平さんのすごさが分かり、さらに大好きになりました。 日本が低迷している現在、もう一度日本人を知り、自信を取り戻すために、一人でも多くの人に読んでもらいたい本です。