日本人研究者による待望の入門書、登場! 世界を創造した神は〈善〉か〈悪〉か? 「人間は<偽りの神>が創造した偽りの世界に墜とされている。われわれはこの汚れた地上を去り、真の故郷である<天上界>に還らなければならない」--誕生間もないキリスト教世界を席巻した<異端思想>。膨大な史料を博捜し、その実像に迫る。(講談社選書メチエ)
日本人研究者による待望の入門書、登場!
世界を創造した神は<善>か<悪>か?
「人間は<偽りの神>が創造した偽りの世界に墜とされている。われわれはこの汚れた地上を去り、真の故郷である<天上界>に還らなければならない」--誕生間もないキリスト教世界を席巻した<異端思想>。膨大な史料を博捜し、その実像に迫る。
第1章 紀元2世紀という時代
第2章 ウァレンティノス派
第3章 バシレイデース
第4章 マルキオン
第5章 グノーシスの歴史
第6章 結びと展望
レビュー(12件)
冷静な入門書。
自分の創作の資料や、最近の文学を読み解く参考として購入。 考古学的、文献学的に冷静に書かれていて、オカルト的なあやしさを感じない。 分かりやすく読みやすい文章と射程距離が明確な資料選択。神の掟の世界と、人の知恵について考える。
2世紀のグノーシス。
グノーシスがしっかり理解できる本です。時代背景、テーマ設定ともに、とても安定しているので、ブレません。ともすれば、オカルトとして、また、妙な妄想と結びつきやすいグノーシスですが、この本を読むと、初期キリスト教の時代にあって、真摯に神と人間を探求した思想であったことがわかります。