本書は、老年期痴呆への対応、診断、治療について具体的に述べたものである。改訂版では、老年期痴呆の増加のほかに、痴呆の型の割合も変化を示し、わが国で多数派であった脳血管性痴呆は減少傾向を示し、逆にアルツハイマー型老年痴呆の割合が大となるとともに、これとは異なる変性性痴呆、Lewy小体型が稀ではないことがわかりつつあり、これについて記述した。また、痴呆の成因としてApolipo蛋白、Amyloidβ蛋白などが問題となっており、これについて論じた。また、検査法としてMini-Mental State Examination(MMSE)、Alzheimer Disease Assessment Scale(ADAS)などを加え、また筆者が命名した痴呆のBlickdiagnoseに役立つ症候群、さらにぼけ予測テストも述べた。
レビュー(0件)