昭和27(1952)年生まれの元新聞社勤務の著者が、平成22(2010)年から続けている個人サイト「季節を歩く」の記録の中から、自らが特に印象に残り、今につながる22話を抽出。「1 あの戦争を忘れない」「2 この土地に立つ」のテーマに編んで写真とともに収載。全国各地を訪れ、土地の自然や人々と親しくふれあいながら取材を深め、さまざまな風土や歴史のなかで育ち、なりわいを重ねてきた人々の生きた言葉、記憶と証言などを書き留めた、心情あふれる探訪記。
《1 あの戦争を忘れない》古座から空へ、陸軍少年飛行兵の戦中・戦後(和歌山県串本町古座);白崎で回天の出撃待った若者たち(和歌山県由良町);満蒙開拓の夢消え、多くの訓練生帰れず(水戸市内原町);詩人・竹内浩三の魂が還る朝熊山(三重県伊勢市)など7話。《2 この土地に立つ》一枚岩仰ぐ里、古座川の流れは絶えず(和歌山県古座川町);木馬、ケーブルで山出し 戦後林業引っ張る(兵庫県丹波市青垣町);都市化の中残った宮山のコバノミツバツツジ(大阪府豊中市);阪神大震災乗り越えた会下山のラジオ体操と桜(神戸市兵庫区);日本の潜水業リード、「南部もぐり」の里(岩手県洋野町種市)など15話。
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