本書は、二部構成になっており、第一部で世界の宗教を、第二部では日本の領土問題を論じる。
第一部、宗教では、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、ゾロアスター教の連続性に焦点を当てる。異なる宗教の信徒に敬意を持って接するために、それぞれの宗教の世界観や教義を学ぶ。
第二部、日本の領土問題では、意見を持つ前に必要な基礎知識を提供する。冷静な議論の知的な基盤を固めるために、第三者や相手方の目には、どう問題が認識されているかを理解する。
1.ユダヤ教、キリスト教、イスラム教 2.ユダヤ教 3.イスラム教 4.光と闇の戦い/ゾロアスター教 5.ペルシア帝国とユダヤ教徒 6.「三博士」の贈り物 7.ゾロアスター教的世界の広がり 8.東アジアの国際情勢/日中関係の構造 9.領土問題とは何か? 10.なぜ領土問題が起こるのか? 11.日本の領土問題 12.北方領土問題 13.竹島問題 14.尖閣諸島 15.沖ノ鳥島
レビュー(3件)
以前、放送大学にて高橋和夫先生の講座を受講し、大変感銘を受けましたので購入してみました。 先生の講座を受講したのは社会に出て数年経ったときでしたが、自分が如何に「世界」についての知識、教養が無いのかと痛感しました。 このテキストは平易な文章で書かれていて非常に読みやすいです。 高校生なら十分に、歴史や文化、政治に興味のある子なら中学生でも理解できる内容と思いました。 主に「宗教」と「領土問題」について書かれています。 私も含め日本人の多くは「宗教」と聞くと身構えてしまうのですが、これは「教養」の範囲だと思います。 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教文化圏では、「宗教」は文化であり彼らの行動規範でもありますから、彼らを理解しようとするとき、必ずその知識が必要となります。 難しく考えなくても、海外の映画や小説など彼らの文化に触れるときに、「宗教」の知識があればより一層深く楽しむことができると思います。 この本はもちろん、先生の他の著作もお薦めいたします。