近代京都画壇で活躍し、優れた写生力と卓越した表現力を駆使して動物たちの躍動感溢れる姿やすがすがしい山水を描いた木島櫻谷(1877-1938)。傑作の誉れ高い大作から写生帖まで、様々な角度から名作の数々を紹介する初の作品集。
はじめに
巻頭:木島櫻谷の生涯
第一章 動物 語りかけるまなざし
写生帖
column 1 「汝は生涯の友」 櫻谷と写生帖
第二章 花木 写実と装飾の融和
写生帖
column 2 座敷を飾る四季の金屛風と住友家茶臼山本邸
第三章 人物・歴史 無個性な顔の深層
写生帖
column 3 孫に贈った婚礼衣装 櫻谷と工芸デザイン
第四章 山水 写生を超えて見た世界
写生帖
column 4 櫻谷の書と漢詩
特集 衣笠の邸宅
年譜/参考 官展出品作/主な参考文献/掲載作品一覧
レビュー(2件)
木島櫻谷の作品集
解説文は控え目で、櫻谷の作品自体を堪能できる。いくつかの作品では細かい部分をアップで見られる作品もある。 また櫻谷が、"生涯の友、画家としての大成をともに目指そう"と記し片時も離さなかったという「写生帖」を"動物""花木""人物""山水"の各章ごとに掲載しているのも良い。