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精神的に健康で自己を実現しつつある人びとの研究を通して、その論ずるところを最も総合的・集約的にまとめた現代の人生哲学の書。第2版では、人間の成長や自己実現の研究を深めるため、より高い立場からみた「悪」の心理学の必要性を強調する。(2019.1/第16刷よりカバーデザイン変更) 第一部 心理学的領域の拡大 1 緒言 健康の心理学へ 2 心理学が実存主義者から学び得るもの 第二部 成長と動機 3 欠乏動機と成長動機 4 防衛と成長 5 知ろうとする欲求と知ることのおそれ 第三部 成長と認識 6 至高経験における生命の認識 7 激しい同一性の経験としての至高経験 8 B認識の危険性 9 概括されることに対する抵抗 第四部 創造性 10 自己実現する人における創造性 第五部 価値 11 心理学のデータと人間の価値 12 価値、成長、健康 13 環境を超えるものとしての健康 第六部 今後の課題 14 成長と自己実現の心理学に関する基本的命題
レビュー(15件)
ゆっくり読みたい本です。
とても難しそうな本ですが、興味があり購入いたしました。 まだ、読んではないのですが、ゆっくり読みたい本です。 ありがとうございました。
勘違いが解ける
人間はそもそも、生まれながらにしてどのような存在なのか。 そして、自己実現の段階までに至るとどのような状態になるのかについて、 より明確に記述されていると感じた。 「欲求段階説」この言葉でマズローは有名ではあるが、 私が思っていた欲求段階説と、マズローが考えていた欲求段階説とは 全く別物だった。 この本を読むとより深い意味で理解できる。
心理学というと、病理の方を考えがちです。しかし、マズローは健全な人間の心理という物を研究しました。心理学において、精神分析を第一勢力、行動主義を第二勢力。マズローの研究分野、人間性心理学を第三勢力と位置づけていられます。健康で幸せを求め自己実現を何故人は求めるのか、人間として生まれた現実に対して、希望の持てる研究だと思います。前から興味がありましたが、こんな時代なのでもう一度本を読んでみたいと購入しました。