- 205
- 4.4
◎ベストセラー『エンジェルフライト』『紙つなげ!』に続く、著者のライフワーク三部作の最終章。 ◎著者がこだわり続けてきた「理想の死の迎え方」に、真っ正面から向き合ったノンフィクション。 ◎2013年に京都の診療所を訪れてから7年間、寄り添うように見てきた終末医療の現場を感動的に綴る。 200名の患者を看取ってきた友人の看護師が癌に罹患。「看取りのプロフェッショナル」である友人の、死への向き合い方は意外なものだった。 最期の日々を共に過ごすことで見えてきた「理想の死の迎え方」とは。 著者が在宅医療の取材に取り組むきっかけとなった自身の母の病気と、それを献身的に看病する父の話を交え、7年間にわたる在宅での終末医療の現場を活写する。 読むものに、自身や家族の終末期のあり方を考えさせてくれるノンフィクション。 佐々涼子(ささ りょうこ) ノンフィクション作家。1968年生まれ。神奈川県出身。早稲田大学法学部卒。 2012年、『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』(集英社)で第10回開高健ノンフィクション賞を受賞。文庫と合わせ10万部を売り上げた。 2014年に上梓した『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場』(早川書房)は、紀伊國屋書店キノベス第1位、 ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR第1位、新風賞特別賞など数々の栄誉に輝いた。
レビュー(205件)
はじめから嗚咽してしまうほど大号泣 涙なくしては読めません。まだ途中ですが本当に色々と考えさせられる本で、出会えてよかった1冊です
おすすめします
佐々さんの本は2冊目です。ノンフィクションはあまり好きではないのですが,佐々さんの独自の視点からくり出される文章に毎回引きずり込まれます。佐々さんご自身は「死」と関わる仕事が多いと思っていらっしゃるようですが,逆の目線からみたらとても「生」と関わっていると思います。いろんなことを考えることができた1冊でした。
新聞で見て購入。号泣しました。死生観が変わりました。
死についてがテーマなので、初めは重く思いますが、読み終わると爽快感があります。丁寧な取材に基づいた説得力が何よりもひきつけられます。
9月の発注ではキャンセルとなりましたが再度発注して、10月6日に増刷となって届きました。テレビ番組で紹介された書店主さんのオススメとあったので購入しました。介護老人施設に勤務してしているので、興味深く読みます。