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ピュア度100%! ハートフル青春小説 いみじ! 新入生、部活つくったってよ 県立菅原高校の入学式当日、同じクラスになった平尾安以加から「平安時代に興味ない?」と牧原栞は声をかけられた。「平安部を作りたい」という安以加の熱意に入部を決めるが、新部を創設するには5人の部員が必要だった。あと3人(泣)!! クラスメートから上級生まで声をかけ、部員集めに奔走するが── 「平安部って、何やるの?」 《平安部員求む!》 わたしたちと一緒に平安の心を学びませんか? ◎平尾安以加(ひらお・あいか) 1年5組 平安時代大好き。 ◎牧原 栞(まきはら・しおり) 1年5組 赤染衛門似 ◎大日向大貴(おおひなた・だいき) 1年2組 中学まではサッカー部 ◎明石すみれ(あかし・すみれ) 2年1組 元百人一首部の幽霊部員 ◎光吉幸太郎(みつよし・こうたろう) 2年3組 元物理部 イケメン 【編集担当からのおすすめ情報】 「ほかに存在しない部活」を舞台にしましょうと誕生した平安部。 全国の書店員さんから、たくさんの反響をいただいています。 「入部希望!」という声も多数! 現状は5人の平安部ですが、6人目の部員を絶賛募集中です!
レビュー(84件)
宮島未奈先生を成瀬シリーズで気に入り、他作品も手に取るようにしています。 今作は平安部という高校生の部活動のお話。 毎度、優しい世界観というか、確かに少しの障壁はあるにしても、気持ち良く心地よく乗り越えていく作風と言いましょうか、さらさらと読めて読後感が良いです。 こういう学校生活を送りたかったなぁ・・・という意味で、 中学生や高校生に読んでいただきたいですね。 読み終わったら「いみじ!」と言いたくなります。
人間を描く
県立菅原高校の新入生2人が、新しい部活を、と「平安部」を立ち上げる。集まった5人が秋の文化祭を目指すまでの、いわば青春群像劇だが、ストーリーに全く新鮮味が無い。この作者を一躍、有名にした「成瀬は……」の2作は、主人公の類い希なキャラが立っていたからだが、本作は残念ながら、小説の基本である人間が描けていない。「けれど」という接続助詞も相変わらず鼻につくし本来、上手い作家ではないのかも。そんな感想を持ってしまう。
タイトルに惹かれて
面白そうなタイトルで、宮島さんの作品ということで手に取りました。こんな部があったらいいな〜と思いますが、もう少し物語に波があったらと思いました。
成瀬も最高でしたが、こちらも素晴らしい作品でした!面白かった! 自分も平安部の一員になったような気持ちで読みました。こんな高校生活を過ごせたら絶対楽しい! そして、みんななんて優しいんだろうとずっと幸せに包まれながら読み終えました^^