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「ぼくはしんだ じぶんでしんだ」90歳を迎える詩人・谷川俊太郎が「自死」を想い、言葉をつむいだ絵本。新進気鋭のイラストレーター・合田里美が美しい日常風景で彩る。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 死をめぐる絵本「闇は光の母」シリーズ、 谷川俊太郎さんによる推薦文 死を重々しく考えたくない、かと言って軽々しく考えたくもない、というのが私の立場です。死をめぐる哲学的な言葉、死をめぐる宗教的な言葉、果ては死をめぐる商業的な言葉までが氾濫している現代日本の中で、死をめぐる文と絵による絵本はどんな形でなら成立するのか、この野心的な企画はそれ自体で、より深く 死を見つめることで、より良く生きる道を探る試みです。 谷川俊太郎
レビュー(58件)
TVで放映していたのを観て読んでみたくなり購入しました。絵が綺麗です。内容は・・詩の世界そのものです。それ以上でも以下でもなくひたすらその中で静謐に漂い揺蕩う内容だと思います。その内容に優しさを感じるか漠然とした不安を感じるかは個々の差異だと思います。
教育テレビでこの絵本のことを知って購入しました。 挿し絵が、とてもきれいでした。
すばらしいです。絵と詩が呼応して、悲しみに寄り添ってくれる気がします。
綺麗な絵本です
谷川俊太郎さんの力作で、遺族の親御さんに寄り添っている詞でした。 大人になって初めて絵本を買いました。合田さんの絵も素敵です。 理由のわからない死をわからないままに表現され、誰もわからない事だと教えてくれています。
27歳の三女を無くした苦しみから、、心静かに過ごせるVTRを探して整理している中にNHKのETV特集で本書の制作に係る内容を目にし、購入しました 娘を助けてやれなかった罪滅ぼしに何をしてやれるか考えています きっと最後まで助けを信じて生きようとしていたのだと考えています 助けてやれなかった私の責任です