精神分析の匠が奏でるモノローグとダイアローグ
精神分析とはどういう営為なのであろうか。そこに流れる創造性とは何か?──精神科医にして精神分析家の二人の著者が繰り広げるモノローグとダイアローグ。
精神分析の生き字引である前田先生による,有名な「芸論」についての講義と,それを受けてたつ北山先生による「創造性」の論議。そして,二人の丁々発止の愉快な対談。また,前田先生の心理療法と芸論に関するエッセイも数編,掲載しました。楽しい楽しい本になりました。
こころの治療に関心のあるすべてのひとに読んでもらいたい1冊です。
はじめに(北山 修)
1:劇的な精神分析 北山 修
マス・コミュニケーション対パーソナル・コミュニケーション
精神分析と劇的観点
無意識の台本を読み取る
転移
人生・劇・浮世
フィクションと実人生
二重性
治療構造
反復を取り出す
葛藤の三角形
ある症例から
治療室は楽屋である
裏がなくなっていく現代
終わりにーー第三者のためではなく
2:芸論と心理臨床 前田重治
芸論とその種類
短い芸論
小話的な芸論
離見の見
神は細部に宿る
虚実皮膜の間
二律背反
守・破・離
むすび
3:ダイアローグーあるいはさまざまなレスポンス 前田重治×北山 修(司会:寺沢英理子)
「劇的」とは
細部が見える
昔の精神分析
語り・矛盾
周辺と前意識
生きる・詩
裏とこころ
4:芸論と心理臨床 追補 前田重治
脇役の芸
好きな言葉
はじめの一行
あとがき(前田重治)
レビュー(0件)