今、二人に一人。確率50%で起こりうるがん疾患。この本は、突然がんと告げられた著者が、病に恐れながらも冷静かつ客観的な視点で自己を見つめ、その治療の経過を克明に描いた極めて貴重な作品である。驚いたのは、がん治療の副作用によって味覚障害になるということである。現在、世界を席巻しているコロナの症状にもそうした障害が見られるが、どれほど大変なことなのか知らなかった。さらに、この本では味覚障害への対処法まで明確に示されている。大変優れたTVマンである著者の、決して「がんを怖がらず」、決して「がんから逃げず」、決して「がんを悲しまず」という決意に満ちた言葉は、私の心にズシリと響いた。是非、一読あれ。(生島ヒロシ氏推薦)
がん宣告前の人間ドック/悪性腫瘍とリンパへの転移/初めての放射線療法と抗がん剤投与へ向けて/24時間眠らない総合病院/がん宣告で奪われる小さな夢/35回の放射線治療が及ぼす副作用/ある日突然、味覚障害が始まった!/本当の闘いは退院後にやってくる/治療後に分かるがんと闘うということ/味が分からない!味覚障害が脳に及ぼす影響/再発のリスク・抗がん剤・放射線治療の正しい知識とは…/突然、襲ってきた副作用/何も感じない! 何も食べられない!/味覚障害の本当の苦しさ/脳が食べ物を受け付けない!/出口の見えない舌と脳との闘い/人は「脳」で食べている etc
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