自分以外、全員敵。
掟破りの裁判が始まる。
杉浦小麦、25歳。新人女性弁護士。
彼女にとっての初めての刑事裁判は、1日で公判が終わるような仲間内で起きた傷害事件。
被疑者との面会を終えて拘置所を出た小麦は、大勢のマスコミに囲まれてしまう。
「あなたは殺人犯のアリバイ作りに協力しているんですか!?」
ーーえっ! なに? どういうこと!?
彼女が引き受けた取るに足らない国選弁護の仕事は、やがて世間を震撼させる大事件へと変貌する。
敵は法律を知り尽くした悪党と、司法の穴。
それでも、私は、私の正義のために闘う。
捜査機関にはできなくて、弁護人にはできることは。
レビュー(18件)
映画やドラマでも法廷モノは好きなジャンルなので、それに木内一裕が挑戦、となれば読まずにはいられない。そうでなくとも、木内作品はすべて読みたい、と思っているのだから当然ではありますがw で、やっぱりキャラクター設定、描写が面白い。女性主人公の作品は珍しい作者さんですが、こっちもイケるんだな、と。 派手さはないものの、続編に期待したくなる秀作。