第一部は太平洋戦争が勃発した昭和16年、第二部は朝鮮戦争特需に沸いていた昭和27年の物語です。第一部の「誰かを殺して自刃することのほかに、真に「日本」と共に生きる道はないのではなかろうか?」という一節が印象に残りました。三島由紀夫氏自身が、最終的にはカギカッコつきの「日本」に飲み込まれてしまったのかなぁ、と・・・。しかし巻末の解説によれば、三島氏の死はむしろ仏教的な思想(輪廻転生も含めた)に影響されている可能性があるとのこと。ストーリー的には「何やこれ、エグいなぁ」と感じるところも多々ありますが、不思議に続きが読みたくなります。,古い表紙が欲しかったのに近頃の表紙が届いた。ガッカリ。,清様の生まれ変わりジン・ジャンより、本多が主人公な一冊。 ジン・ジャンに邪な気持ちを抱く本多、静かに嫉妬を燃やす貞淑な妻梨枝。 昼ドラのような状態でも、どこか他人事のような本多。 この巻、いっぱい変態が出てきます。 現実の日本人ってこんな感じ? 人間らしくて、面白かったです。,ずっと読みたい本だったので買えてよかったです。,三島由紀夫の大作4分冊、連休を利用して読むにはちょうど良いボリュームでした。
レビュー(140件)
第一部は太平洋戦争が勃発した昭和16年、第二部は朝鮮戦争特需に沸いていた昭和27年の物語です。第一部の「誰かを殺して自刃することのほかに、真に「日本」と共に生きる道はないのではなかろうか?」という一節が印象に残りました。三島由紀夫氏自身が、最終的にはカギカッコつきの「日本」に飲み込まれてしまったのかなぁ、と・・・。しかし巻末の解説によれば、三島氏の死はむしろ仏教的な思想(輪廻転生も含めた)に影響されている可能性があるとのこと。ストーリー的には「何やこれ、エグいなぁ」と感じるところも多々ありますが、不思議に続きが読みたくなります。
最低
古い表紙が欲しかったのに近頃の表紙が届いた。ガッカリ。
この巻が一番好きかも!
清様の生まれ変わりジン・ジャンより、本多が主人公な一冊。 ジン・ジャンに邪な気持ちを抱く本多、静かに嫉妬を燃やす貞淑な妻梨枝。 昼ドラのような状態でも、どこか他人事のような本多。 この巻、いっぱい変態が出てきます。 現実の日本人ってこんな感じ? 人間らしくて、面白かったです。
暁の寺改版
ずっと読みたい本だったので買えてよかったです。
読書の秋にはまだ早いですが
三島由紀夫の大作4分冊、連休を利用して読むにはちょうど良いボリュームでした。