世界において日本ほど長い孤立の歴史をもつ国はない。その経験と地理的特異性とが相まって、日本人は文化的に特異な民族でありつづけた。つよい自意識と集団性、独自の宗教観、自己完結の傾向、他から学習し自らに適応させる並外れた能力ーー。日本研究の第一人者ライシャワーが圧倒的分析力と客観性、深い洞察をもって日本を論じた本書は70年代にベストセラーを記録。日本の未来に向けて発した期待と危惧が今あらためて強く響く。
まえがき 日本語版によせて
舞台
1 国土
2 農業と天然資源
3 孤立
歴史的背景
4 古代の日本
5 封建制度
6 幕藩体制
7 明治維新
8 立憲制度
9 軍部による反発
10 占領軍による改革
11 戦後の日本
社会
12 多様性と変化
13 集団
14 相対主義
15 個性
16 ヒエラルキー
17 教育
18 ビジネス
19 大衆文化
20 婦人
21 宗教
22 心理的諸傾向
政治
23 政治伝統
24 天皇
25 国会
26 その他の政府機関
27 選挙
28 政党
29 意思決定過程
30 問題点
31 傾向と趨勢
32 政治のスタイル
世界のなかの日本
33 戦前の記録
34 中立か同盟か
35 貿易
36 相互依存
37 言語
38 隔絶感と国際化
39 日本の未来
訳者あとがき
解説 世界の中の日本の役割とは何か 池田雅之
レビュー(6件)
読書日記
2022年1月27日読了 日本人論。面白かった。 外国人が書く○○人論は、外から見てるからその本質をよくついていると思う。 「舞台」「歴史的背景」「社会」「政治」「世界の中の日本」という章立て。「舞台」は地理的背景。この章が階層的になっていると思う。「歴史的背景」があるのは「舞台」があるから、「社会」があるのは「歴史的背景」と「舞台」があるから、みたいな。 今話題の「同調圧力」みたいなことも書かれていた。あと、俺が共感したのは、「裁判官は廉直かつ公平とみなされている。警察も尊敬を集めており、…… 」 俺ら日本人は、(今でも)警察とか裁判とかを正しいと思っているけど、本とか読むと外国人は必ずしもそうじゃないんだなあと思うことがある。