良い状態で届きました。 息子に読ませます。,TVドラマでよく観た関ケ原決戦(1600年10月21日)。昨年8月に完全映画化されたのがきっかけで、その原作である司馬遼太郎さんの著書を読んでみたくなり、上中下3巻を購入しました。 下巻では、老獪、緻密な家康の策謀は、三成の率いる西軍の陣営をどのように崩壊させたか?両雄の権謀の渦の中で、戦国将兵たちはいかにして明日の天下に命運をつなぎ、また亡び去ったのか?戦闘俯瞰図とも言うべき雄大な描写の中に、決戦に臨む武将たちの人間像とその盛衰が描かれています。 * 「欲」で動く家康と側近の本多正信の憎らしいまでの策謀の数々、これに立ち向かう「義」を重んずる三成、『大将の器にあらず』と公言しながらも、三成に付き従う島左近、三成に「憤」を抱く豊臣恩顧の加藤清正や福島正則ら、「利」で動く武将たち、これら登場人物の心の機微がうかがい知れて、とても面白かったです。『海千山千のベテラン政治家とマジメな若手官僚との闘いといった感じ。三成が、もう少し「人の心、思い」が解り、「和」を以って行動していれば、関ヶ原は勝てたかも?。これは、今の時代でも言えそう(いい教訓)ですね。 ----- ■本書の基本情報 ・筆者:司馬遼太郎[シバ リョウタロウ] ・略歴:1923-1996。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を一新する話題作を続々と発表。’66年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞を受賞したのを始め、数々の賞を受賞。’93年には文化勲章を受章。“司馬史観”とよばれる自在で明晰な歴史の見方が絶大な信頼をあつめるなか、’71年開始の『街道をゆく』などの連載半ばにして急逝。享年72歳。 ・発行:新潮社 ・発売:2017年7月(第112刷) *初版発行:1974年6月 ・ページ数:500p ■これまでに購読した司馬遼太郎の著書 ・関ヶ原(上・中巻),映画の石田三成目線の関ケ原を見て読んでみたくなりました。三成に対して今まで疑問に思っていたことが解決したので、もっとじっくり関ケ原の世界を知りたいのでゆっくり読もうと思います。手に入ってよかったです。,司馬遼太郎作品は、面白いですね。何度も読み返しても面白くて大好きです。関ヶ原は戦国大名の生き抜く力が面白く描かれていて、読み応えがありますね。,司馬作品にはまり中。早速中・下巻セットで購入。
レビュー(177件)
良い状態
良い状態で届きました。 息子に読ませます。
三成、関ヶ原で勝てたかも
TVドラマでよく観た関ケ原決戦(1600年10月21日)。昨年8月に完全映画化されたのがきっかけで、その原作である司馬遼太郎さんの著書を読んでみたくなり、上中下3巻を購入しました。 下巻では、老獪、緻密な家康の策謀は、三成の率いる西軍の陣営をどのように崩壊させたか?両雄の権謀の渦の中で、戦国将兵たちはいかにして明日の天下に命運をつなぎ、また亡び去ったのか?戦闘俯瞰図とも言うべき雄大な描写の中に、決戦に臨む武将たちの人間像とその盛衰が描かれています。 * 「欲」で動く家康と側近の本多正信の憎らしいまでの策謀の数々、これに立ち向かう「義」を重んずる三成、『大将の器にあらず』と公言しながらも、三成に付き従う島左近、三成に「憤」を抱く豊臣恩顧の加藤清正や福島正則ら、「利」で動く武将たち、これら登場人物の心の機微がうかがい知れて、とても面白かったです。『海千山千のベテラン政治家とマジメな若手官僚との闘いといった感じ。三成が、もう少し「人の心、思い」が解り、「和」を以って行動していれば、関ヶ原は勝てたかも?。これは、今の時代でも言えそう(いい教訓)ですね。 ----- ■本書の基本情報 ・筆者:司馬遼太郎[シバ リョウタロウ] ・略歴:1923-1996。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を一新する話題作を続々と発表。’66年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞を受賞したのを始め、数々の賞を受賞。’93年には文化勲章を受章。“司馬史観”とよばれる自在で明晰な歴史の見方が絶大な信頼をあつめるなか、’71年開始の『街道をゆく』などの連載半ばにして急逝。享年72歳。 ・発行:新潮社 ・発売:2017年7月(第112刷) *初版発行:1974年6月 ・ページ数:500p ■これまでに購読した司馬遼太郎の著書 ・関ヶ原(上・中巻)
関ケ原
映画の石田三成目線の関ケ原を見て読んでみたくなりました。三成に対して今まで疑問に思っていたことが解決したので、もっとじっくり関ケ原の世界を知りたいのでゆっくり読もうと思います。手に入ってよかったです。
司馬作品、好きです。
司馬遼太郎作品は、面白いですね。何度も読み返しても面白くて大好きです。関ヶ原は戦国大名の生き抜く力が面白く描かれていて、読み応えがありますね。
司馬作品
司馬作品にはまり中。早速中・下巻セットで購入。