中国朝鮮族の元日本留学生と東アジアにおける「越境的な社会空間」
に関する共同研究の成果。
中国の少数民族として編入された朝鮮民族・中国朝鮮族にとって、
計り知れない影響をもつ日本との関わりをふまえ、
中国朝鮮族の留学をめぐる日中間の制度・政策、来日の経緯、
留学後の活動、次世代教育の現状などに迫った論考から、
当事者のライフヒストリーまで!
日本の東アジアにおける役割とは? 類書の少ない貴重書。
【中国朝鮮族とは…】
1949年以降、中国で少数民族政策が実施される過程において、
中国東方区部に居住する朝鮮人に与えられた少数民族としての名称。
古くは17世紀、とりわけ19世紀後半以降、
朝鮮半島北部の自然災害、日本による植民地支配をはじめ
朝鮮半島の政治経済状況の変化を背景に中国東北地域に移住し、
中華人民共和国建国とともに少数民族に編入された朝鮮民族。
日本にも5〜10万人ほどが住んでいると言われている。
第1章:東北アジアの視角からみた朝鮮族移民史ーー研究現況と今後の課題
(孫春日著、谷川雄一郎訳)
第2章:中国朝鮮族の移動と東アジアーー元日本留学生の軌跡を辿る研究序説
(権香淑・呉泰成・金雪)
第3章:草創期における中国朝鮮族の日本留学ーー元留学生を事例に
(鄭亨奎)
第4章:元日本留学生の朝鮮族の国際移動と子どもの教育ーー転校をめぐる教育戦略と葛藤
(趙貴花)
第5章:日本の留学生受け入れ政策ーー中国朝鮮族の事例から
(宮島美花)
第6章:私のライフストーリーーー日本語教育と研究に携わった半世紀を振り返って
(李東哲)
補論:日本における朝鮮族コミュニティの変遷と定住化ーー2015年調査を中心に
(権香淑・金雪・呉泰成)
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