村上春樹が追う、地下鉄サリン事件。
迫真のノンフィクション、書き下ろし。
1995年3月20日、晴れ上がった初春の朝。まだ風は冷たく、道を行く人々はコートを着ている。昨日は日曜日、明日は春分の日でおやすみ──連休の谷間だ。あるいはあなたは「できたら今日くらいは休みたかったな」と考えているかもしれない。でも残念ながら休みはとれなかった。
あなたはいつもの時間に目を覚まし、洋服を着て駅に向かう。それは何の変哲もない朝だった。見分けのつかない、人生の中の一日だ……。
変装した五人の男たちが、グラインダーで尖らせた傘の先を、奇妙な液体の入ったビニールパックに突き立てるまでは……。
レビュー(76件)
個人的には村上春樹最高傑作
ハードカバーが欲しかったので念願叶いました。 本作には実に多くの人が登場してきます。それぞれが、生来の気質や職業で培われた物によって実に個性的です。あの日、その様に個性的な人々が其処に居た事、それが無差別テロにより十把一絡げに 蹂躙された事~なかなか考えさせられます。 【時空の歪みでパラレルワールド】は村上文学お得意分野ですが、それと相まって何気ない日常が壊れてゆく様が迫ってきます。 自分の一歩後ろにも、異界があるのではないかと、ぞっとさせられます。
親戚に頼まれて購入しました。 すぐに届いたようで面白かったようです。
まだ読んではいませんが、厚さがとても良いです。