可能世界意味論の登場とクリプキの「新しい指示論」によって、言語哲学は70年代に根本的な変化を迎える。増補改訂版第3巻が登場!
50年代末の可能世界意味論の登場によって様相論理の評価は一変し、70年のクリプキ「名指しと必然性」によって可能世界の概念は哲学全般に大きな影響をもたらした。クワインの様相論理批判の行方と、指示の理論と可能世界意味論との関係というふたつの謎を軸に、言語哲学の展開を論じる。大河入門書の増補改訂版、待望の第III巻。
増補改訂版へのまえがき
第一版へのまえがき
第二部 可能世界意味論と様相の形而上学
第4章 様相の論理学
4・1 創始者による無視ーーフレーゲとラッセル
4・2 意味論以前の様相論理
4・3 カルナップと様相論理の意味論
4・4 クワインの様相論理批判
第5章 可能世界意味論
5・1 基本的発想
5・2 様相命題論理のモデル論ーー到達可能性
5・3 様相量化論理のモデル論ーー個体と世界
第6章 可能世界意味論の応用と哲学的基礎
6・1 自然言語の意味論
6・2 哲学的概念分析への応用
6・3 可能世界とは何か
6・4 貫世界同一性
第7章 直接指示の理論
7・1 固有名と記述ーー「標準理論」
7・2 「標準理論」への批判
7・3 新たな標準理論に向かって
終 章 必然性とア・プリオリ性
可能世界意味論とは結局何だったのか
ア・ポステリオリな必然性
ア・プリオリな偶然性
浅い必然性と深い必然性
第二部への文献案内
補 註
後記 二〇二四年
1 パラコンと可能世界
2 規格化と意味論的分析
3 存在論とイデオロギー
4 ホモフォニックな意味論とヘテロフォニックな意味論
5 意味論における複数的語法と様相的語法
6 様相虚構主義
索 引
レビュー(0件)