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春を告げる梅、道端に楚々と咲く夏のヒメジョオン、 紅葉に色づく葉っぱ、立ち枯れる冬のススキ……。 身近な草花を生けることは、身のまわりの季節を知ること。 「旬の野菜を味わうように、日々、旬の草花を生ける」をテーマに 365日、著者の「生活の中の花」を切り取った写真に、 花の生け方、愉しみ方を、短文を添えてご紹介。 著者が経験的に身につけた、 草花の季節の色やカタチ、匂いを取り入れる生け方は、 野山や庭先、花屋でも、身の回りで手に入る花材ばかり。 スペースも、毎日家族が食事をするテーブルのすみっこ、 リビングのローテーブルに、壁や食器棚の中など、 生活のスペースにさりげなく溶け込む、楽しみ方のヒントもあれこれ。 簡単で、センスよく。特別なスペースも道具も器もいらず、 気構えることなく日常に添った花の愉しみがあり、 それでいて、凛とした和の空気感を醸し出されることが魅力。 そんな雨宮スタイルの花生けのファンは多く、 本書には、すぐにまねたくなるアイデア満載です。 また、まいにちの花生けを美しい写真で紹介した本書は、 「きょうは何の花が旬だろう?」と草花の日めくりのように、 花を生ける人だけに限らず、花好きへ贈る一冊としてもおすすめ。 巻末に掲載した植物の索引もあり、花への興味を広げる手助けとなるはず。
レビュー(8件)
庭は草花をいける参考にしたくて買いました、眺めているだけでも楽しい、参考になります
素敵な本です。
一日一ページ、生け花の写真がのっています。写真に添えられている一言も、さらりとしていて、毎朝目が覚めた時に見るのにぴったりな本です。今まで生け花と聞くと、ちょっと堅苦しくて窮屈なイメージがありました。なのであまり親しめなかったのですが、この本に出会ってから庭に咲いている名前もしらない花に目が行くようになりました。何度もページを開きたくなる本です。
美しい本
日々花を!と思うと重たくなりますが、少しの花をセンス良く飾りたいと勉強のために購入。 空いた時間にパラパラみてます。