東国第一の古代雄族だった毛野氏を多面的視野から考える。近畿から遠く離れた両毛地方(群馬・栃木県)をj本拠地とした毛野氏は、1万基ほどを数える多くの古墳をいまに残し、その勢威を示す。また、大和の王権の兵力として朝鮮半島出兵や蝦夷の征討に従事したことも伝えるが、武蔵国造の内紛に際して大和王権と対立するようなこともあった。中世の東国武家の起源に関する点でも注目される。謎多い古代氏族である。
序説/毛野氏一族の初期段階ー毛野氏の発生に関する論点/毛野氏の出自は三輪氏族につながるか/古墳時代の毛野氏族/毛野氏族の来た道/茅渟の毛野氏族諸氏/奈良・平安時代の毛野一族/中世以降の毛野氏族裔/陸奥の吉弥候部ー吉弥候部姓斑目氏の系譜/まとめと補論/参考資料
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