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第31回メフィスト賞受賞作! いとおしくなるほどの懐かしい記憶 「こんなことはいつか終わりになればいい」 ーー大丈夫、いつか、絶対に大人になれるからーー 学園祭のあの日、死んでしまった同級生の名前を教えてくださいーー。「俺たちはそんなに薄情だっただろうか?」なぜ「ホスト」は私たちを閉じ込めたのか。担任教師・榊はどこへ行ったのか。白い雪が降り積もる校舎にチャイムが鳴ったその時、止まったはずの時計が動き出した。薄れていった記憶、その理由は。 第十章 「不幸自慢」 第十一章 「CRAZY FOR YOU」 第十二章 「スカーレット」 第十三章 「あたしはここよ」 第十四章 「HERO」 第十五章 「カウントダウン」 第十六章 「解決編」 第十七章 「冷たい校舎の時は止まる」 第十八章 「雪の終わり」 第十九章 「ひとつだけ」 エピローグ
レビュー(917件)
子供のリクエストで購入しました 段々好みが成長を感じます
解答用紙が!
辻村深月の作品は何作か読んでるけど、ミステリー(サスペンス?)色が強くていちばん好きかも。 ある日、校舎の中に閉じ込めれる文化祭の実行委員メンバー達。どうやら文化祭最終日の自殺事件が 関係しているらしい。何故か思い出せない当日の記憶。一体、自殺したのは誰なのか…。 目次に「解決編」を見つけ、おぉーと読み進めると直前に「解答用紙」が!これはたぎる(笑) 楽天から上下巻が届いたときは厚みにビビったけれど、読み始めると全く苦にならず。 仲が良くて思いやりもあって、どちらかというとクラスでも目立つ方なメンバー達。だけど、それぞれ 人には言えない思いや過去があり…。だんだん登場人物たちに思い入れが出てきて、続きが気になって するする読める。まぁ、不思議世界の出来事なんでツッコミ所も多少あったけど、うん、面白かった!
率直に言うとドラマのようだった。校舎に閉じ込められた生徒一人一人のエピソードがあり、その生徒がどのような人物なのかを知り物語に奥行きができていたと思う。最後は自殺した人物、閉じ込めた人物が判明し伏線回収もしっかりできていて完成度の高い作品だと感じた。
ありがたかったです
近所のお店では売っていなかったので手に入って嬉しかったです。 娘が欲しくて買いましたが、喜んでいました。
上を読んで、下を読みましたー。 そうだと嫌だな(つまらないなという意味で)と思っていた通りになってしまったので、ちょっと残念でした。 悪くはないんだけど、しつこいくらいにあれ、言い過ぎだったよね、みたいな。 キャラクターは魅力的で結構好きでした。 ただ、釈然としないところがちらほら。 うーん。そんな感じです。