著者はかつてドイツ公会計の歴史、公会計の基礎理論、制度改革論等について自らの著作で論じたが、そこで取り上げたいくつかの問題意識をより詳細に論究することを念頭におき、とりわけその対象を公会計における計算書作成と簿記法との関係すなわち計算構造に絞っている。かつ、その究極の目的は、ドイツ収支学説を基礎にした理論的検討の結果を、どのように現代の公会計制度に適用すべきかについて提言することであると思い描いている。こうした関心からこれまでさまざまな機会に発表してきた論文をまとめたものが本書の骨格を形成している。
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