『徒然草』の著者兼好法師について、どんなイメージをお持ちですか。それは草庵にこもって本を読んだり、ものを書いたりする物静かな世捨て人の姿ではありませんか。けれども彼には物見高い野次馬的な一面もあるのです。庵を出て京の町中を歩き、人びとを観察し、世間の噂に聞き耳を立てることもしばしばなのです。遠く東国に旅をしたこともあります。そんな兼好の素顔がのぞく『徒然草』の章段や『兼好法師集』に収められている和歌などを読みながら、彼にとってなじみ深かった土地や神社・寺院を訪れ、そこで彼が何を見、何を思ったかを考えてみましょう。
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