人口が急増した1900〜40年頃から都市化の進展で屎尿処理はいかに変容したのか。市場で民間業者や農民にやり取りされていた排出物が、行政により衛生的な処理方法と下水処理技術の発展が模索される過程を東京、大阪、名古屋を中心にたどる。都市と農村の資源循環を考える。
序 章 屎尿は資源か、廃棄物かーー時代とともに変化する価値
第一章 都市化と衛生環境ーー戦前の東京・大阪・名古屋
第二章 屎尿処理公営化と屎尿流通網の再形成ーー戦前東京市
第三章 下水処理化の挫折ーー戦前大阪市
第四章 農村還元処分と下水処理の併存ー戦前名古屋市
第五章 戦後日本の不衛生処分と下水処理化
終 章 汲取処理か、下水処理かーー時代と社会に合わせた選択
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