鏡 志村洋子 染と織の心象
: 志村 洋子/森山 雅智/萩尾 望都/高宮 利行/村治 佳織
染織家・志村洋子の第2染織作品集。あるがままの自然の風景を写す染織がある。また、架空の世界や心のなかの風景ー心象を写す染織がある。志村洋子は自らの心象風景をいかに染め織るかを求めてきた作家である。祖母・小野豊、紬織の人間国宝・母・志村ふくみから受けついだ植物染料による絹の紬糸をもちいた「しむらのいろ」を継承してきた志村洋子にとって、染織とは自身の生を染め織るということと同義であり、作品は心象の「鏡」であった。本書は、志村洋子の独自の世界観から生み出された最初期の作品から最新作までを夏目漱石の短編小説『薤露行』をイメージソースとして編んだ作品集。
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