「クーデターはやる気と材料があれば素人でもできる!」
事実上タブー視されていたクーデターの研究に真正面から取り組み、クーデターのテクニックを紹介するという驚きの内容。
『自滅する中国』(芙蓉書房出版)、『戦争にチャンスを与えよ』『中国4.0』(文春新書)などの著作で、いま注目度がきわめて高い論客エドワード・ルトワックが1968年に発表した衝撃のデビュー作「クーデター入門」が50年の歳月を経て、改訂新バージョンで登場。
「クーデターに適している国とはどんな国か」→ 国家の“弱さ”を知る
「クーデターはどうやって起こされるのか」→ 予測し、防衛する方法を知る
「こんなものを書いて読者を誤らせ危険な目に遭わせることにならないか?」という疑問に対し、ルトワックははっきりと答える。
「クーデターはすでにいたるところで起きている。この本でクーデターのやり方を学べば“クーデターの民主化”への一歩になり、すべてのリベラルな心の持ち主が賞賛するだろう」
本書の初版本をベースにして映画『パワープレイ』(1978年)が制作され、「アラビアのロレンス」でも名高いピーター・オトゥールが悪役を怪演するなど、出版当時は英語圏でもかなり話題になり、結果的に17の言語に翻訳されている。
レビュー(6件)
刺激的なタイトルに釣られて購入!
ルトワックのデビュー作を再編集したものだが 今も通用する内容を含む戦略的な名著だ。また作者プロフィールを見て彼が元々経済学を修めていたのを初めて知って驚いた。やはり戦争も軍事も経済に拠るところが大きいのは古今東西変わらないので経済学は必須なのだろう。また本文には詳しく書かれていないのだがエドワード・ルトワック氏はルーマニア生まれのイタリア育ちで大学はイギリスとアメリカ(現在国籍は米)という数奇な人生を持っている。自叙伝を出してくれれば大いに売れるだろう。斯く言う自分も勿論のこと読んでみたいと思う。
文字通りの入門書
とても半世紀前に書かれた書籍とは思えない現在でも通用する内容。 著者の観察眼・思考力・客観性には頭が下がります。 クーデターどころか、軍事に対する知識や研究が拒否されてる気味の今の日本で改めてこういう本が出版されたのは時代の変化を実感しました。