「UCLA心的外傷後ストレス障害インデックス」は国際的に最も汎用されている子どものトラウマのアセスメント尺度であり、その日本語版も信頼性・妥当性が確認されている。
しかし、その実施には工夫が必要となる。本書では、著者らが実際の臨床において、試行錯誤しながら構築してきた、アセスメントの有用な実施方法を解説する。
子どものトラウマ支援に携わる人にとって、大いに役立つ1冊である。
第1章子どものトラウマとPTSD
1.子どものトラウマ体験
2.トラウマに起因する病態
3.PTSD発症のリスク
4.PTSDアセスメントの必要性
5.PTSDの診断基準と発達的視点
6.併存症
第2章 アセスメントの枠組みとアセスメント尺度
1.子どものPTSDアセスメントに必要な要素
2.アセスメントの枠組み
3.アセスメント尺度の利用
4.信頼できるアセスメント尺度
第3章 UCLA心的外傷後ストレス障害インデックスの信頼性と妥当性
1.日本の研究
2.米国の青少年を対象とした研究
3.世界11カ国のコミュニティでの研究
4.簡易スクリーニング
第4章 アセスメント実施前の留意点
1.評価者のこころ構え
2.アセスメント前の関係構築
3.一般的なトラウマの心理教育
4.アセスメントの必要性を説明し同意を得る
5.アセスメントの方法と副作用を説明する
6.年少児への配慮
7.回避の強いケースへの配慮
第5章 UCLA心的外傷後ストレス障害インデックスの実施方法
1.安全な場と評価者の姿勢
2.PTSD-RI-5の構成
3.トラウマ/喪失体験に関するスクリーニング質問
4.トラウマ/喪失体験に関する詳細
5.一番つらい体験の特定
6.心的外傷後ストレス症状尺度
7.臨床的な苦痛や機能不全の評価
8.集計
9.養育者からの情報
第6章 アセスメント実施後のフィードバック
1.集計結果の解釈
2.トラウマインフォームドなフィードバック
あとがき
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