この本で例える「湯」というのは、心の奥底に誰しもがそれぞれに持っている、決して枯れることのない「好きのエネルギー(情熱)」のことです。 自分が好きなもの、得意なこと、自然にできること、見返りなくてもできることなど、内側から自然に湧き出てくるものなどを「湯」と表現しています。 そしてそれは、起業家・個人事業主の方にとっては、ご自身の事業を発展・存続させていくためになくてはならない本質的なものでもあります。 誰しもが自分自身の中に枯れることのない源泉があって、その源泉を使って「〇〇の湯」という小さくても温かな世界を創り出すことが出来ます。 そしてその温泉にいろんな人が入りに来て、気に入って通い詰めてくれる人もいれば、他の温泉へ浮気する人も出てきます。 ここで肝心なのは、人の意見に左右されたり、世の中の情勢に流されたりして、あなたのその大切な源泉に蓋をしてしまうことです。 浮気する人がいたからといって、あなたの源泉がダメなわけではなく「たまたまその人には合わなかった」だけのこと。 自分の温泉の運営に文句を言ってくる人の言う通りにして、結果うまくいかなくなったとしても、その人が責任をとってくれるわけでもありません。 「好きなことで生きていく」「好きなことを仕事にする」など、耳障りの良い言葉がたくさんありますが、そんな表面的なところに起業の目指す答えはありません。 むしろ、自分の心の奥底に眠っている、じわじわと湧き出る源泉にこそ、あなた自身の答えがすでに用意されているのです。 その答えは、他の人とは違って当然ですし、他の人からすれば不正解の場合もあります。 起業という道なき道を自分の力で歩んでいくためには、あなたの中にあるその答えこそが大切なエネルギー源です。 この本に綴られている、私自身の源泉にまつわるお話(ものごとの捉え方)や仕事をしていく上での考え方(営業方針)が、一つでも参考になれば幸いです。
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