十代の若者に対し、輝かしい夢を持って社会に出て行く自信を持つことの重要さを問いかけ、具体的にその夢を叶えるにはどうすればいいのか、熱く訴えかける自己啓発小説、第二弾である。
今回は、勉強することに意味を見い出せず、高校進学を諦めて不良の道に踏み込もうとしている生徒を導き、やる気を起こさせるエピーソードから始まり、家庭学習のやり方を父兄に説いて子供への関わり方を求め、いじめに対処する具体的な方法を指摘するなど、バライティに富んだ内容となっている。
普通の単行本サイズなら七冊になるところを、一冊一冊の厚みを増やし、全五冊として上梓されるとなれば、その圧倒的な長さに敬遠する向きも多いだろうが、いったん読み始めてみれば、これまで読んだこともないストーリーに引き込まれ、ページをめくるのがもどかしく感じられるに違いない。
題字には、弘兼憲史氏の「相談役 島耕作」のタイトル、「宮島藤い屋もみじ饅頭」の看板、森進一のCDジャケット、千宗室氏の茶室に飾られる掛け軸などなど、数多くの作品を手がけられた岩見屋錦舟氏に依頼し、鮮やかな行書体で、本のカバーと扉の第一ページ目を飾ることになった。
解説と推薦には、東京大学を卒業後、企業分析、及び株式ファンドの運用などを手がけ、現在独立して様々な分野に活躍の場を広げている、平中良和氏が担当している。
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