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ーー変革すべきは「利益構造」「組織能力」「企業文化」 企業文化変革×デジタルのプロが、成功するDXを解説! マッキンゼーのノウハウを凝縮 DX成功の要諦をWhy、What、How、そして、あなた自身が何をすべきなのか、という構成でまとめました。これまで年間1200社のDXに携わってきた経験から培ったマッキンゼーのノウハウを、惜しみなく詰め込んでいます。 D X の本質は、企業文化変革 企業文化変革とは、一言でいえば、企業が生き残るための破壊と創造です。消費者のニーズや社会環境が大きく変化している現在、技術を武器に新興国や次のGAFAが台頭してくるであろう未来に、変化を好まない日本企業は、生き残ることができるのでしょうか? ITシステムの導入を目的にしたDXは、もうやめよう 企業文化変革に成功し、ビジネスモデルを転換するなどして、企業価値を高めるに至った日本企業は、数パーセントに過ぎません。新しいソリューションを導入することや、レガシーシステムを刷新すること、つまり旧来からある「IT化」が目的化しているためです。 10年後の自社を救うのは、あなた 10年後、現経営陣は会社にはいません。経営幹部の方はもちろん、10年後の会社の存亡のカギを握る次世代リーダーの皆さまを対象に、DXという武器を使って企業文化変革を成功させる、その後押しになればと思っています。 第1章 Why? 産業構造の変化 ービジネスモデルを変えていく製造業 ー技術革新がもたらす製造業のビジネス変革 ー日本の製造業が遅れている3つの原因 ー小売業界も関係性構築が求められている ーエコシステム間の戦いへとシフトする金融サービス業界 ほか 第2章 What? DXで何を目指すのか ーDXを阻む3つの症状 ー企業戦略の再定義こそがDXの“What〞 ー顧客ニーズ&自社提供価値の再定義 ービジネスモデルの再定義 ー経営層の役割の再定義 ほか 第3章 How? 日本企業の足枷と挑戦 ー後れをとっている日本 ー日本企業の課題1:経営陣の同床異夢 ー日本企業の課題2:デジタル人材不足 ー日本企業の課題3:負の遺産(レガシーシステム) ー日本企業の課題4:失敗が許容されない文化(アンチ・アジャイル) ほか 第4章 How? DXを成功させるために必要なこと ー要素1戦略ロードマップ ー要素2人材 ー要素3アジャイル・デリバリー ー要素4テクノロジー ー要素5データ ー要素6チェンジマネジメント ほか 第5章 You あなたは、何をすべきなのか ー次世代リーダーが立ち上がるべき理由 ー最初の一歩 ー人生100年時代を幸せに生きるために ほか
レビュー(13件)
DXの本質である事業変革を本気でやろうとすると大変。 戦略系コンサルタントが、目先のIT化をDXのように語るのはやめて頂きたく。 特にRPAは、業務を実質変えずに自動化なのでDXの本筋とは異なります。 一部利用している場合が、仮にあっても対応策や事例で書かないのが本来です。 全般的に事例も古すぎで、未だにお決まりのコマツとかやめましょう。 複数人で書いているが統一感が無いのもね。 戦略系コンサルの思考や洞察レベルが落ちたことを実感。 Next Normalのついで買いして読みましたが、これは買わない方が良い。
僕らがやらないとっ!
会社でITの活用を推進する役割を担っているので読みました。 DX(デジタル・トランスフォーメーション)は情報システム部門だけが頑張ってもだだめ、 企業文化を変革させることが最高の成功のキー、 またそのために経営幹部はマインドセット、チェンジ・マネジメントが重要であることを再認識しました。 経営陣は ・いま進化しないと死ぬという覚悟を持てるか ・チェンジストーリーを語れるか (1)顧客、業界、社会、競合など外部環境の変化 (2)自社をどう変えたいか (3)自分をどう変えるか このストーリーを幹部全員が語れるかどうか 情報システム部門として現場職員や経営陣に気付きを与えることはできても 意識を変えていくのは自分たちだけではできない、そういったところをどうやってやっていこうかというのを考えながら読めた一冊です。 今の経営陣は10年後にはいない、 やはりあと10年~20年後にもいる可能性が高い僕らが会社が生き残っていくために頑張らないといけませんね