ほかげ 「特別版」【Blu-ray】
: 塚本晋也/趣里/森山未來/塚尾桜雅/河野宏紀/利重剛/大森立嗣/石川忠/塚本晋也
戦争が、終わったんだ
『野火』『斬、』そしてーー
戦争を民衆の目線で描き、現代の世に問う祈りの物語。
世界中に熱狂的ファンを持つ塚本晋也監督。戦場の極限状況で変貌する人間を描いた『野火』、
幕末を舞台に生と暴力の本質に迫った『斬、』、そして本作では終戦後の闇市を舞台に生きる人々を描き出す、「戦争三部作」の総決算ともいうべき作品。
混沌とした時代に、平和の祈りを込めて贈る渾身の一作!
■第80回ヴェネツィア国際映画祭 NETPAC賞(最優秀アジア映画賞)受賞ほか、国内外で数々の映画賞を受賞本作にて塚本晋也監督は、
2023年に開催された第80回ヴェネツィア国際映画祭にて日本人監督初となるNETPAC賞(最優秀アジア映画賞)を受賞。
また国内外で数々の賞を受賞し、高い評価を獲得した。
・第61回ウィーン国際映画祭 Standard Readers’ Jury Award受賞
・第48回トロント国際映画祭出品
・台北金馬映画祭出品
・第36回東京国際映画祭 ガラ・セレクション正式出品
・第78回毎日映画コンクール 日本映画優秀賞受賞
・第97回キネマ旬報ベスト・テン ベストテン第3位 趣里(主演女優賞)/&塚尾桜雅(新人男優賞)各受賞
・第33回日本映画批評家大賞作品賞
等、国内外の映画祭での絶賛を浴び続けている。
『鉄男』でのセンセーショナルな劇場デビュー以後、世界中に熱狂的ファンを持ち、多くのクリエイターに影響を与えてきた塚本晋也監督。
戦場の極限状況で変貌する人間を描いた『野火』、太平の世が揺らぎ始めた幕末を舞台に生と暴力の本質に迫った『斬、』、
その流れを汲んだ本作の舞台は『野火』の直後、終戦後の闇市。
戦争で奪われたものと、絶望と闇を抱えたまま混沌の中で生きる人々を、映画はしたたかに描き出す。
主演は、NHK連続テレビ小説「ブギウギ」のヒロインに抜擢され、今最も活躍が期待されている俳優、趣里。
孤独と喪失を纏いながらも戦争孤児との関係にほのかな光を見出す様を繊細かつ大胆に演じ、戦争に翻弄されたひとりの女を見事に表現した。
片腕が動かない謎の男を演じるのは、映像、舞台、ダンスとジャンルにとらわれない表現者である森山未來。
飄々としながらも奥底に蠢く怒りや悲しみを、唯一無二の存在感で示している。
復員した若い兵士役にPFFグランプリ受賞作品『J005311』の監督でもある河野宏紀、
戦争孤児を演じた塚尾桜雅は、一度見たら忘れられないその瞳で物語をより深く豊かに彩った。
人間の中に潜む暴力、分かち難く絡む死と生を描いてきた塚本晋也が今を生きる全ての者に問いかける祈りの物語。
※収録内容は変更となる場合がございます。
レビュー(1件)
趣里は主演女優賞
主演の趣里は単なる二世俳優かと思っていたら、プロフィール(ウイキペディア)の紹介欄を見ると、塩谷俊の演技学校(この人の所からは鈴木亮平も出ていて、指導者として非常に優秀だったのかもしれない。急逝が悔やまれる。)に通ったり、アメリカの演技学校に行き、短期ワークショップにて演技のレッスンを重ねていたとのことなので、芝居の勉強は熱心にやっていたようだ。 失礼ながら親の十四光(水谷豊、伊藤蘭の娘)ではあるが、容姿端麗という訳ではなく、しっかりした芝居の基礎が出来ていなければ、役者として生き残れないと思ったのだろう。それらが、結果的にNHK朝ドラ「ブギウギ」のヒロインへと結実した訳だ。 当たり前だが、この映画の女と「ブギウギ」の福来スズ子とでは全然違う。同じ役者が演じているとは思えない程、その見た目も雰囲気も変えている。木村拓哉が何を演ってもキムタクと揶揄されるのとは真逆の立ち位置だ。 映画は前半の趣里編と後半の森山未來編と短い映画(95分)だが二部構成になっている。趣里と森山は交わらず、前後半を繋ぐのは戦災孤児の少年(塚尾桜雅)だ。 「キネマ旬報」2023年度ベストテン第3位、趣里は主演女優賞を得た。