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「どんなことがあっても貴女(おまえ)を護る」 友はなぜ不遇の死を遂げたのか。涙が止まらない、二人の絆、そして友情。 頭脳明晰で剣の達人。将来を嘱望された男がなぜ不遇の死を遂げたのか。下級武士から筆頭家老にまで上り詰めた勘一(かんいち)は竹馬の友、彦四郎(ひこしろう)の行方を追っていた。二人の運命を変えた二十年前の事件。確かな腕を持つ彼が「卑怯傷」を負った理由とは。その真相が男の生き様を映し出す。『永遠の0(ゼロ)』に連なる代表作。 「泣くな」父が討たれた日、初めて出会った少年は言った。「まことの侍の子が泣くな」 勉学でも剣の腕でも敵わない。誰よりも優れていたはずの彼が迎えた最期は、予想もしないものだった。 単行本未収録、幻の「もう一つの結末」が巻末袋とじで登場!
レビュー(859件)
購入後なんとなく他の書籍に流れて読めていなかったのですが、漸く読み始めたら最後、ぐいぐいと惹きつけられあっという間に読了しました。永遠の0に通じる命を懸けた純愛、「影法師」の題名の意味、終章に収束させていくのはみごとでした。あくまでも個人的な感想ですが、袋とじは余計だったかなという印象はありますが、その事込みでも⭐5です。
テンポが良い
私は小説を読むのは遅く日数も掛かるのだが、この本は一気に読めた 多くの作家の小説は、途中で眠くなったりして完読せずにブックオフ行きだが 作者の小説は、どれもテンポもよく、読んでいて飽き無い コレは私個人の感想だが、磯貝彦四郎と永遠の0の宮部久蔵とは相通じるものがあるように感じた この作者の小説だけは、読み途中でブックオフ行きはない
影法師です。
百田尚樹の小説です。影法師です。面白そうです。
美しいお話
この方の本は読みやすいし、いつも何かを与えてくれるのでコチラも買ってみました。 何もそこまで…と思いつつも、これが男の美学なのかと。 友情物語?その裏にも秘めたものがありそうで心に響きました。 時代背景も良く描かれていて、こういったところに着目するのもサスガ。 これからも色々なジャンルの本を書いていってほしいです。
心に残る一冊です!読んで損はありません!!