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シリーズ累計2000万部、司馬遼太郎記念財団によるアンケート〈好きな司馬作品〉第1位にも輝いた、不滅の青春文学。全8巻。 作戦の転換が効を奏して、旅順は陥落した。 だが兵力の消耗は日々深刻であった。北で警鐘が鳴る。 満州の野でかろうじて持ちこたえ冬ごもりしている日本軍に対し、凍てつく大地を轟かせ、ロシアの攻勢が始まった。 左翼を守備する秋山好古支隊に巨大な圧力がのしかかる。 やせ細った防御陣地は蹂躙され、壊滅の危機が迫ったーー。 スペシャルドラマ〈坂の上の雲〉がNHK総合テレビにて放送! (2024年9月8日より 毎週日曜 午後11時〜/全26回) 出演:本木雅弘 阿部寛 香川照之 菅野美穂
レビュー(218件)
一般教養として基本的な一冊として、読んでおきたいと思いました。
司馬遼太郎
第6巻は、旅順が陥落して一段落つき、最終段階へと向かうお膳立ての一休みといった感じの内容です。 バルチック艦隊は結局、マダカスカルのノシベというところに2ヶ月も停留した後、インド洋を海岸沿いではなく真っ只中ルートで航海します。洋上でのトラブルシュート、石炭補充作業等、相変わらずの難儀な状態で、船員は疲弊し、士気も著しく低下した状態で日本へと向かっていきます。 また『血の日曜日事件』をきっかけに後のロシア革命へと向かっていくなか、ロシアはこの事件が起こった1905年の9月に日露戦争に敗れることになりますが、この反体制運動が高まる中で、明石という一人の軍人が諜報活動をして大いにこの革命へと向かう機運を大きな流れにまとめあげることに成功し、日露戦争勝利に向け裏側から内部崩壊させることにより活躍していた人がいたということが印象的でした。
ひたすら読書
前々から興味があったので購入しました。少しずつ読み進めるつもりです。
夫へのプレゼント。読みやすいようで続きもせがまれました。
NHKドラマや漫画などで取り上げられている、明治初期の日本の黎明期と、奇跡的な勝利となった日露戦争を生きた、秋山兄弟の物語です。