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心臓を鷲掴みにされ、魂ごと持っていかれる究極のクライムノベル! メキシコで麻薬密売組織の抗争があり、組織を牛耳るカサソラ四兄弟のうち三人は殺された。生き残った三男のバルミロは、追手から逃れて海を渡りインドネシアのジャカルタに潜伏、その地の裏社会で麻薬により身を持ち崩した日本人医師・末永と出会う。バルミロと末永は日本に渡り、川崎でならず者たちを集めて「心臓密売」ビジネスを立ち上げる。一方、麻薬組織から逃れて日本にやってきたメキシコ人の母と日本人の父の間に生まれた少年コシモは公的な教育をほとんど受けないまま育ち、重大事件を起こして少年院へと送られる。やがて、アステカの神々に導かれるように、バルミロとコシモは邂逅する。 1 顔と心臓 2 麻薬密売人と医師 3 断頭台 4 夜と風 暦にない日
レビュー(141件)
うーん
歴史の教科書を読んでいるような感じで、臨場感に欠ける。登場人物や情景描写が平板的で物語にイマイチのめり込めなかった。
今までに感じたことのないゾクゾク感で長編ですが一気に読んでしまいました。
読み応え抜群です。角川夏のキャンペーン帯もついており、GOOD。
ちょっと描写がバイオレンス過ぎるけど、いろんなことをよく調べた上で作品にしてあるなあと思いました。コシモはこれからどうするんですかねぇ、気になります。