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アメリカを怒らせた幕末日本のお粗末外交! 嘉永6年(1853)、アメリカ東インド艦隊司令長官マシュー・ペリー率いる“黒船艦隊"が浦賀に来航した。「突然」の来航に浦賀奉行所は慌てふためいたが、じつはペリー来航の情報は、これより前にオランダ商館長より幕府にもたらされていた。ペリーは決して「突然」やってきたわけではなかったのだ。「何もしない」「問題先送り」体質にどっぷり染まった幕府は、アメリカ使節団への対応も後手後手にまわる。“偽奉行”に交渉させたり、「二枚舌」を使って交渉をのらりくらりと長引かせるなど幕府の「その場しのぎ」の対応に、当初は友好的な態度で交渉に臨んでいたアメリカ側は激怒。「砲艦外交」へと舵を切る……。しかしその後も、英語に堪能なジョン万次郎を「讒言」で交渉役から外したり、挙げ句の果てには条約文を意図的に「誤訳」したりとお粗末な外交を続ける幕府は、やがてその終焉を迎えることになる。 シリーズ累計500万部突破! ノンフィクションの金字塔、「幕末年代史編」第1部待望の文庫化です!
レビュー(21件)
下に同じく
20年前から、「逆説の日本史」を読み続けて、一時中断していました。続編が10冊以上も出ていたので、そろそろこなしていこうかと、続き注文第3弾です。単行本の方は、既に明治維新まで来ていましたので、完結間直かかなとも思っています。視点がとても面白い。
18巻は読んでいて苦痛でした。当時の幕府の対応があまりにもひどくてなんとも言えません。阿部正弘は人を見る目があるのかないのかよくわからない印象をうけました。江川英龍のことももっと知られえてもいいと思いました。
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とても良いものです。これからもよろしくお願いします。
かなり時代が複雑になってきており、内容も難しいが面白い
幕末まで来ました。
いよいよ幕末まで来ました。 週刊ポストでの本編は終了しましたので、続刊も楽しみです。