四国遍路から近世後期の人びとの信心を考察。
江戸時代の民衆は、どのような意識に支えられて四国遍路に赴いたのか。阿波国半田村の商人酒井弥蔵と、阿波国で行倒れた多数の行倒れ遍路に着目しつつ、当時の民衆の関心や課題意識にも迫りながら明らかにする。
序 章 四国遍路研究の成果と課題
第一部 地域文化のなかの四国遍路
ーー阿波半田商人酒井弥蔵の風雅と信心ーー
第一章 近世後期の遍路日記に関する基礎的考察
第二章 四国遍路の旅にみる信心と俳諧
ーー酒井弥蔵を例にーー
第三章 民衆の信心と地域文化
ーー酒井弥蔵の旅と俳諧・石門心学ーー
補 章 民衆の旅に見る歴史人物への関心と庶民文化
第二部 行き倒れ人からみえる遍路
第四章 近世後期阿波における行き倒れ人と村の対応
ーー四国遍路の扱いをめぐってーー
第五章 行き倒れ人関係史料にみえる遍路
ーー近世後期阿波を事例にーー
終 章 近世後期の四国遍路からみえる民衆意識
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