恒川光太郎は癖になる。この頃の作品のダークな感じが好き。,いつも本を購入する時は、本のあらすじと皆様のレビューを参考にして、購入しています。個人的には此方の著者のファンで、今まで何冊か購入して読んでみましたが、ど~も当たり外れがあるようです。今回購入した「草祭」は、少々不満でした。,夜市を読んで面白かったのでこちらを選択。やはり夜市のような感じで昔話っぽいテイストの作品です。一つの地域を舞台に幾つかの短編で構成されています(最後で物語が繋がって謎が解けるというタイプではありません)不思議な話・ちょっと切ない話・ゾクっとする程度で恐怖という程ではないと思います。,私は恒川 光太郎さんの作品でこれが一番好きでした!全体的にどの作品もほのぼのとした作風で、でもすぐに引き込まれて先が気になります。終わり方もすっごく綺麗で好きです。,この世界とどこかの地点で ある瞬間繋がってしまう異界、 異界専門小説家、という感じです。 そのスタンスはデビュー以来 変わらないようです。 東京生まれ、沖縄在住だそうですが、 どこか懐かしい日本の原風景 (そこが異界)を感じさせます。 昭和30年代にはまだ東京(場所にもよりますが) にも子供の目には広大な草原や雑木林 があって、多分、夜には異界のものが 跳梁跋扈していたのかも。 「日が暮れる前に帰って来なさいよ」 の言葉が現実味を帯びていた日常。 そんなノスタルジックな世界を 思い出させてくれる作品でした。
レビュー(110件)
恒川光太郎は癖になる。この頃の作品のダークな感じが好き。
不満でした
いつも本を購入する時は、本のあらすじと皆様のレビューを参考にして、購入しています。個人的には此方の著者のファンで、今まで何冊か購入して読んでみましたが、ど~も当たり外れがあるようです。今回購入した「草祭」は、少々不満でした。
独特の世界感
夜市を読んで面白かったのでこちらを選択。やはり夜市のような感じで昔話っぽいテイストの作品です。一つの地域を舞台に幾つかの短編で構成されています(最後で物語が繋がって謎が解けるというタイプではありません)不思議な話・ちょっと切ない話・ゾクっとする程度で恐怖という程ではないと思います。
一番好き
私は恒川 光太郎さんの作品でこれが一番好きでした!全体的にどの作品もほのぼのとした作風で、でもすぐに引き込まれて先が気になります。終わり方もすっごく綺麗で好きです。
中篇5作
この世界とどこかの地点で ある瞬間繋がってしまう異界、 異界専門小説家、という感じです。 そのスタンスはデビュー以来 変わらないようです。 東京生まれ、沖縄在住だそうですが、 どこか懐かしい日本の原風景 (そこが異界)を感じさせます。 昭和30年代にはまだ東京(場所にもよりますが) にも子供の目には広大な草原や雑木林 があって、多分、夜には異界のものが 跳梁跋扈していたのかも。 「日が暮れる前に帰って来なさいよ」 の言葉が現実味を帯びていた日常。 そんなノスタルジックな世界を 思い出させてくれる作品でした。