- 106
- 3.93
四歳の頃、つなごうとした手をふりはらわれた時から、母と私のきつい関係がはじまった。終戦後、五人の子を抱えて中国から引き揚げ、その後三人の子を亡くした母。父の死後、女手一つで家を建て、子供を大学までやったたくましい母。それでも私は母が嫌いだった。やがて老いた母に呆けのきざしがー。母を愛せなかった自責、母を見捨てた罪悪感、そして訪れたゆるしを見つめる物語。
四歳の頃、つなごうとした手をふりはらわれた時から、母と私のきつい関係がはじまった。終戦後、五人の子を抱えて中国から引き揚げ、その後三人の子を亡くした母。父の死後、女手一つで家を建て、子供を大学までやったたくましい母。それでも私は母が嫌いだった。やがて老いた母に呆けのきざしがー。母を愛せなかった自責、母を見捨てた罪悪感、そして訪れたゆるしを見つめる物語。
レビュー(106件)
テレビで放映されてたので 早速 よみたくなり 買いました
「役に立たない日々」と重複してる文章が多いですね。著者の人生が凝縮していて、濃いです。
気になっていた本
以前から気になっていた本です。まだ読んでいませんが楽しみです
全国的におかんとは...
佐野氏のお母さんってどんな女性?やっぱりな。おかんは強い!
文庫本大好き
読みたい文庫は山ほどあります。人間として成長するかも。