ありそうでなかった! 独奏曲、室内楽、協奏曲……ピアノ関連曲を網羅したベートーヴェン作品“検証本”。小山実稚恵×平野昭という人気・実力ともに日本を代表するピアニストと研究者だからこそ実現できた特別企画。双方の視点で作曲年代順に1曲ずつ検証し(対談構成・文:長井進之介)、立体的なベートーヴェン像を浮き彫りにする。
大好評『音楽の友』誌同名連載をベースに多数の譜例やコラム、年表、地図、注釈等追加。時に研究書並の内容を含みながら、具体的でわかりやすい! ベートーヴェン・ファンにもピアノ・ファンにも、そして鑑賞にも演奏にも役立つ1冊。
書籍化第1弾の本作で扱うのは、作曲し始めた10代前半から傑作を創出しはじめた30代前半までの独奏曲、室内楽、協奏曲ーーOp1以前から《クロイツェル》までの約50曲。ピアノを軸にして作曲の軌跡を辿ることで、天才鍵盤奏者ベートーヴェンが大作曲家に進化していく過程がリアルに伝わってくる。
■第1回 ピアノ・ソナタ第1番、2番、3番 ほか
<One more point>ベートーヴェンの音楽観と師ネーフェ
【コラム】「Op」番号をもたないピアノ曲と変奏曲
■第2回 ピアノ三重奏曲第1番、2番、3番
<One more point>初期ピアノ三重奏曲に内在する交響曲志向
■第3回 チェロ・ソナタ第1番、2番
<One more point>1796年のプラハ〜ベルリン旅行
■第4回 ピアノ・ソナタ第4番、19番、20番
<One more point>バベッテ・ケグレヴィッチとエルバ=オデスカルキ公
■第5回 ピアノ・ソナタ第5番、6番、7番
■第6回 ピアノ三重奏曲第4番(《街の歌》)、ホルン・ソナタOp.17 ほか
<One more point>モーツァルトからの影響
<One more point>1790年代の管楽器のための音楽
■第7回 ヴァイオリン・ソナタ第1番、2番、3番
<One more point>室内楽作品に見る作曲様式の変遷
■第8回 ピアノ・ソナタ第8番《悲愴》、9番、10番
<One more point>「愛称」の功罪
【コラム】ベートーヴェン ウィーン時代の住まい[MAP]
■第9回 ピアノ協奏曲第0番、ピアノと管弦楽のためのロンド
<One more point>新時代のピアノ協奏曲への道のり
■第10回 ピアノ協奏曲第1番、2番
■第11回 ピアノ・ソナタ第11番、12番
<One more point>ブロウネ・カミュ伯爵夫妻と献呈作品
■第12回 ピアノ・ソナタ第13番、14番(《月光》)、15番(《田園》)
<One more point>ベートーヴェンのペダル記号の意味
■第13回 ヴァイオリン・ソナタ第4番、5番(《春》)
■第14回 ヴァイオリン・ソナタ第6番、7番、8番
■第15回 ピアノ・ソナタ第16番、17番(《テンペスト》)、18番
<One more point>Op.31に見るドラマ的ソナタ様式の特性
■第16回 7つのバガテル、15の変奏曲とフーガ(《プロメテウス変奏曲》)ほか
<One more point>「遺書」以後の劇的転換:「新しい道」、「英雄様式期」、そして「傑作の森」
■第17回 ピアノ協奏曲第3番、三重協奏曲
■第18回 ヴァイオリン・ソナタ第9番(《クロイツェル》)
【コラム】「ピアノ・ソナタ」とは何か
▼ベートーヴェン年譜(1770〜1804年まで)
▼ベートーヴェン ピアノ関連曲一覧
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