【輸入盤】『ムジカ・ブリタニカ』より人力送風小型オルガンによるファンタジア ジャングー・チャプカーナ
人力送風小型オルガンによるファンタジア
ウィリアム・バード:「ムジカ・ブリタニカ」より
ジャングー・チャプカーナ(オルガン)
ウィリアム・バードの人気曲集「ムジカ・ブリタニカ」から、オルガン用と目される作品をチャプカーナが選曲し、ルネサンス的なサウンドの小型オルガンで演奏。
ブックレット(英語・8ページ)には、演奏者のジャンゴ・チャプカーナによる解説やストップ・リストなどが掲載。
イングランド激動期の作曲家
イギリス・ルネッサンスの作曲家ウィリアム・バードの生涯は約83年に及び、その間、3人の君主が登場(メアリー1世[1516-1558]、エリザベス1世[1533-1603]、ジェームズ1世[1566-1625])し、イギリス宗教改革とその後の推進(英国教会以外は弾圧)がおこなわれるというという激動の時代でした。
教会や王室礼拝堂で働いていたバードは、オルガニストという立場もあってカトリック信仰を捨てられず、国教忌避の罰金まで払い続けて仕事をし、さらにピューリタニズムの影響の強いリンカン大聖堂でも苦労するなど、カトリック、英国教、宗教三つ巴の環境で生きていました。
バードの鍵盤楽曲
当時は教会によってオルガン運用に違いがあり、たとえばカトリックではオルガンの役割は重要でしたが、イングランド国教は中道のためオルガンの役割には制限が加えられ、ピューリタニズムではオルガンは疎まれるという具合で、しかも教会関係者によってもさじ加減は異なりました。そのため、バードの鍵盤楽曲には楽器指定が無いものが多く、現在は、演奏者の判断でオルガンやヴァージナル、チェンバロと弾き分けることが多くなっています。
ファンタジア
このアルバムではバードの鍵盤楽曲集「ムジカ・ブリタニカ」から9作品を選んで演奏。チェンバロやヴァージナルを選択する演奏者が多い曲集なので、人力送風の小型オルガンによる演奏は珍しいこともあり、複合リズム、ヘミオラ、ポリリズム、頻繁な拍子の変化、大胆なシンコペーションなどをユニークな音で楽しめます。
▶ Brilliant Classicsのオルガン録音を検索 演奏家情報ジャングー・チャプカーナ (オルガン)オルガン、チェンバロ、ピアノを演奏し、サンクトペテルブルクのピョートル大帝音楽アカデミー指揮科で卒業してからは、合唱団「Lux et Veritas」と室内楽団「Camerata 1685」創設し、芸術監督も務めています。
国際的に著名なオルガン奏者およびチェンバロ奏者として、イギリス、アイルランド、オーストラリア、アメリカ、アルゼンチン、エジプト、ニュージーランド、香港、南アフリカ、フランスなどでソロ・リサイタルを開催。CDは、Brilliant Classics、Moveなどから発売。
トラックリスト (収録作品と演奏家)CD 63'14ウィリアム・バード [c.1543-1623]「ムジカ・ブリタニカ」より
01. ファンタジア ト長調 (第28集 第63曲) 5'35
02. ファンタジア ハ長調 (第27集 第26曲) 8'22
03. ファンタジア ハ長調 (第27集 第27曲) 5'56
04. ファンタジア ト長調 (第55集 第55曲) 4'19
05. ファンタジア ト長調 (第28集 第62曲) 8'49
06. ファンタジア ハ長調 (第27集 第25曲) 6'22
07. ファンタジア イ短調 (第27集 第13曲) 9'41
08. ファンタジア ニ短調 (第28集 第46曲) 5'26
09. 「ウト・レ・ミ・ファ・ソ・ラ」 ト長調(第28集第64曲) 8'37ジャングー・チャプカーナ(オルガン)
使用楽器:聖テイロ・オルガン録音:2024年4月18日、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(UK)、イングランド、シティ・オブ・バーミンガム、バーミンガム大学
Track listWilliam Byrd c.1543-1623
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