私は心の広い人に魅力を感じる。どんな場合でも鷹揚に笑っていて、むやみに興奮しない、人を大きく許せる人が好きである。というのも私自身、心が狭くてすぐ興奮するタチなので、人間は自分にないものを持っている人には憧れを抱くものなのだと思う。
その一方で私は「佐藤さんの夕立のような怒り方が大好きです…胸がスーッとします」というような手紙をよく貰う。とすると、私の大欠点で、多くの敵を作っている「短気」「喧嘩好き」に魅力を覚える人が世間にはいるわけで、それは私にあってその人にないもの(いいたいことがいえない)のためなのであるーー本文より抜粋
本書は、怒っていれば元気という著者が「少しは生きる苦労があったほうがいい。なんらかの苦しみがなくては幸福は生まれてこない」「人には負けるとわかっていても闘わねばならない時がある」という座右の言葉を胸に、波瀾の人生を乗り越えて綴った、痛快人生論。読むだけで元気が出ます。
レビュー(12件)
この本の題名が心に響き、読んでみたいと思いました。
何匹目のどぜう
「九十歳。何がめでたい」が図らずもベストセラーになり以来、便乗と言っていい佐藤愛子氏のエッセイが次々と出版されている。本書もその類で、少し笑わせながらの毒舌はユーモラスでもあって悪くはないが、やや食傷気味。遠藤周作氏との対談は、何ゆえの掲載だろう。印税が香典代わりと考えれば、これまた死に花だが、相続するのは誰?悪い冗談だね。
愛子さんの本を購入するのはこれで2冊目ですが、ホントに読みやすい。おもしろいしスイスイ読めてあっという間に読み終えちゃいます。 もう1回読もうかなと思ってます。 90才を超える高齢であるというのが信じられないです。 若い人と渡り合える頭の回転です。 何か秘訣はあるのか伺いたいです。