本書では「問題を抱えている人(子ども)の事例」についてアドラーが分析し、解決策を示す。事例のなかには、精神分析医(カウンセラー)によって相談が寄せられたものもありますが、多くは小学校の教師によって持ち込まれた、彼らが自分では手に負えない「問題のある子どもたち」の事例です。
はじめにーアドラーと今日の神経症の子どもたちの世界
【第1章】全身で訴える子どもたち
【第2章】母親の支配
【第3章】犯罪への道
【第4章】リーダーになりたい少年
【第5章】大きくなることへの恐怖
【第6章】反抗的な不良少年
【第7章】死のハンガーストライキ
【第8章】リーダーの言いなりになる少年
【第9章】従順すぎる子ども
【第10章】神経症の下地を作っている少女
【第11章】先天的な知的障害
【第12章】病気の症状による絶対権力
レビュー(2件)
私は幼少期に繰り返しの問題行動があり、母にはいつもあなたなんかいなくなれば良いというようなことを言われてそだったため、大きくなったいまでも自分は悪い子だという認識が抜けず、ずっと苦しかったです。殴られたり蹴られたり、階段から髪を引っ張りながら突き落とされたり酷く怒られるのに、なぜそんなことを何度も繰り返してしまうのか、いくら考えても、幼少期も大人になってもわかりませんでした。自己肯定、反省をするには理由がわからないとどうしようもなく、精神科の先生、優しい夫、抗うつ剤に支えられながら今まで何とか生きながらえたのですが、ある日ふと目に入ったこの本を購入してみました。 今まで心の病をどうにかしたいらこのままでは生きていかれない、危ないと思い、様々な哲学書心理学的な本を読み漁りましたが、内容は理解できてもあくまで抽象的なため、自分の経験に落とし込むことができず、何度も失敗。しかし、この本は対話形式でケーススタディのような内容になっているので、自分や、自分のお子さんの問題行動に一致するものが有れば、簡単に自分に落とし込むことができ、とても役に立つとおもいます。 私は幸いにもこちらに答えがあり、このような理不尽な思いがずっとあったな、まさかそれとこれは別のことだと思っていたけど、言われてみれば、とストンと腑に落ちました。 こういう気持ちを抱えていて、こういう行動に出てしまっていたんだ、大変だったね、もう大丈夫だよと、心の中にずっといた、自分の嫌いな怒られてばかりの幼い自分を肯定してあげることができたので、段々と生きやすくなってきたと感じています。 まだまだ調子が悪い時もあるのですが、あのどうしようもないというときは無くなりました。 もし私と同じように幼少期のことがフラッシュバックしては自分を嫌いになってどうしようもない方、問題行動を繰り返すお子さんがいらっしゃる方、お子さんをこれから育てる方、是非読んでみてください。
本
思っていたより本が小さかったです。 傷もなく綺麗な状態で届きました。 ありがとうございました。