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(目次 主なもの) 第一章 「国民を二度と飢えさせない」--先人の思いが詰まった法律はなぜ廃止されたのか 古代から受け継がれてきたお米 茨城の米は福井では育たない 寝耳に水の種子法廃止 第二章 海外企業に明け渡された日本の農業 規制改革の旗振り役が主導、審議会もパブコメもなかった 「農水省に葬式を出す」 一代限りの品種に席巻される ゲリラ豪雨の不作も農家が賠償ー一方的な契約書 農家を大企業に隷属させる 第三章 自分の畑で採れた種を使ってはいけない 巨額の損害賠償を求められたカナダ農家 モンサント法案 本丸は自家採種の禁止 拡大する例外、違反したら共謀罪で逮捕も なぜか英語で記された農水省発表のリスト 第四章 市場を狙う遺伝子組み換えの米、そしてゲノム編集米 市場投入を待つ遺伝子組み換え米 テクノロジーがつまった大豆 殺虫力を持つトウモロコシ スーパー雑草、スーパー昆虫の誕生 ゲノム編集を規制する外国、フリーな日本 第五章 世界を変えたモンサント裁判 司法がつきつけた320億円の賠償命令 機密文書で明らかになる数々の不正 1万3000件の裁判 第六章 世界で加速する有機栽培 アメリカのスーパーでのカルチャーショック 一人の主婦の思いが全米に広がった ロシア、中国でも遺伝子組み換え食品を制限 給食もオーガニックの韓国 第七章 逆走する日本の食 最大400倍に緩和された残留農薬の基準 ネオニコチノイドへの懸念 「農産物はアメリカに譲渡するしかない」 食料がミサイルと同じである理由 第八章 日本の食は地方から守る 種子法に代わる条例を 地方条例の持つ強い権限 国会では種子法の復活法案が審議 地方からのうねり、止めようがない 私たちには権利がある
レビュー(18件)
今までで一番勉強になった本で、今でも何度か読み返しています。日本の食の安全がこんな危険な状態であることを全く知りませんでした。日本国民全員が知っておくべき事実がわかりやすく書かれています。
興味が有る無いは関係なく読むべき
この本は、今後我々の子や孫が何を食べる事になるのか?を考えさせてくれる一度は読むべき本。コロナで懸命に国民を守ろうと(?)してくれている総理大臣も実は取沙汰されない現実の陰で、子や孫を大国の喰いモノにしている。海外の多くの国が「No」と言う中、日本だけが餌食になっていく。
おすすめです。
マスコミでは報道されていないが、私たち国民が本当に知るべき内容が、沢山書かれていました。 新型コロナ報道の裏で、身近な食の安全が奪われる。この本を読んで、真実を多くの方に知って欲しいです。
大切なことが書かれています。
一部の者の利益への便宜を図るために法律の廃止、改悪、規制緩和、そのことによって起こる健康被害、生態系への影響、愚かなことを行う大企業や政治を司る方々が残念でなりません。もっと多くの方々がこの本を読んで、食の安全とか命について考えていただけたらなと思いました。
なぜ政府のお役人は国民の食の安全に取り組もうとしないんだろう?という疑問がわいてきます。