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季節はめぐり、僕、坂木司と鳥井真一のあいだにも、ゆっくりと変化の兆しは訪れていた。ひそやかだが確実な羽ばたきの予感、それが僕を不安にさせる。鳥井がひどい風邪をこじらせたある日、僕は同僚の吉成哲夫から、同期の女性の様子がおかしいと相談される。病気の鳥井に代わって、馴れない探偵役をつとめることとなった僕は……。また、木工教室を開くようになった木村栄三郎さんのもとで出会った男性と地下鉄の駅構内で見掛けた少年が抱える悩み、そして僕自身に降りかかる悪意の連続、それらの謎を鳥井はどう解いていくのか。坂木と鳥井、2人に加わる新たな仲間と風。ひきこもり探偵シリーズ第2弾。著者あとがき=坂木司/解説=有栖川有栖 ■目次 「野性のチェシャ・キャット」 「銀河鉄道を待ちながら」 「カキの中のサンタクロース」
レビュー(271件)
前作が気に入ったので、続編が読みたくて購入しました。 物騒な事件とかは起こらない、怖くないミステリーなのが良いです! 坂木さんの作品は、物語の中に読者に伝えたいメッセージが隠れている気がします。むしろ個人的にはミステリーより、そういったメッセージのほうが気になったり好きだったりします。 3作目も是非読みたいです。
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殺人や過激なストーリーではない 優しい話が好きです
青空の卵が面白かったので、続きのこちらを購入しました。 最初は良かったのですが、主人公2人の関係がお互いに依存し過ぎで段々気持ち悪くなってきました。 かなり病的だろうと…
和菓子のアンを読んで、文章の雰囲気が気に入ったため、 同じ作者の著書を購入しました。 ミステリーと言っても語り口やストーリーから所謂怖いミステリーとは違い、とても軽快で読みやすいです。
ひきこもり探偵シリーズ第二弾です。ひきこもり風味なだけですが(爆)言葉に棘がある主人公と 気にし過ぎじゃないの?という主人公2人とそこに増えてゆく人の輪。テレビ放映後に見たせいか この本では脇役な人が