夏休み、中学1年のヒデキーとピンパンはシンイチーに誘われ、沖縄、久米島にあるシンイチーの本家を訪れる。シンイチーは那覇で成功したタクシー会社の御曹司なのだ。そんな村一番の出世頭の子息が友だちを連れて帰ってきたのだから、さー、大変!歓迎会やヒージャー会、はたまた村の分校では子どもたちに紹介されるなど、大忙し。早く海に行って遊びたい3人だったが、その歓迎ぶりに、ありがたいやら迷惑やら。3人は一人暮らしのオバーの家に泊まり、久米島の素朴で優しい人々との交流が始まる。思わず笑ってしまう沖縄ならではのユーモアの数々。豊かな自然の中で繰り広げられる心温まる物語。シンイチーのいたずら心がまき起こした珍騒動に右往左往する大人達。それは村にセンセーションを巻き起こすのか?少年の多感な心の動きが物語る、現地の子どもたちとの交流、友情、淡い恋心。久米島の大自然を舞台に、子どもから大人まで楽しめる、笑いと涙と感動の小説。
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