実践し応用する学として、哲学がもつ抽象的な原理や理念と実際の生活経験との密接な関わりを明らかにすることにより、われわれが「哲学を生きる」ために必要な取り組みを提示する。第1ではプラトン・シェリング・オースティンを取り上げる。対話のダイナミズムをはじめ、自然科学とは異なる自然哲学、日常の行為と言語との問題など、哲学史上の代表的な思想をとおしてその特徴を捉える。第2部ではフィールドワークする哲学がなぜ必要なのか、その方法論などもまじえた平易な説明により、哲学を積極的に学ぶ意味を考える。第3部は権力論・戦争論・暴力論という現代社会の緊急な問題と、哲学はどう切り結ぶことができるのかを探求する。
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